
雲仙岳の火山防災対策を強化するため、九州大学と雲仙岳火山防災協議会は連携協定を締結した。長年にわたり続いてきた火山観測・研究体制を維持し、防災研究や助言活動を通じて地域の火山防災体制の強化を図る。
九州大学は昭和37年に島原火山温泉研究所を設立して以来、平成3年の雲仙普賢岳噴火災害を含め、雲仙岳の火山活動の観測・研究に取り組み、県や市町の火山防災対策に貢献してきた。
協定に基づき、九州大学地震火山観測研究センターの島原観測所では、令和8年4月1日以降も研究体制を継続し、松島健教授が学術研究員として常駐する。
連携内容は、地震発生時の溶岩ドーム崩壊対策や、崩壊に備えた警戒・避難体制の構築、火山活動の観測・監視体制の強化、火山防災教育・啓発など多岐にわたる。
また、協議会は九州大学の地震火山長期予測・防災事業を支援するため、令和8年度に450万円を寄附する。費用は長崎県、島原市、雲仙市、南島原市の4自治体が等分で負担する。
今回の連携により、雲仙岳の火山防災対策のさらなる強化が期待されている。
発行元:長崎通信社
提供元:長崎県
