
交通事故の防止と交通安全意識の向上を目的として、政府や自治体、関係団体が連携する「春の全国交通安全運動」が実施される。期間中は、こどもをはじめとした歩行者の安全確保や安全運転意識の向上などを重点に、全国で交通安全の取り組みが展開される。
運動期間は、令和8年4月6日から4月15日までの10日間。期間中の4月10日は「交通事故死ゼロを目指す日」とされている。主催は、内閣府、警察庁など10府省庁のほか、都道府県、市区町村、関係13団体である。
今回の運動では、通学路や生活道路におけるこどもを始めとする歩行者の安全確保、「ながらスマートフォン」の根絶や歩行者優先など安全運転意識の向上、自転車や特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底を重点としている。
こどもに関連する交通事故では、小学生は低学年ほど歩行中の事故が多く、高学年になるにつれて自転車乗用中の事故の割合が高くなる傾向がある。また、中学生・高校生では自転車乗用中の事故の割合が最も高く、学年が上がるにつれて二輪車乗用中の事故が増える傾向が見られる。
自動車に関連する事故では、携帯電話の使用による死亡・重傷事故が近年増加傾向にあり、使用時の死亡事故率は不使用時の約3.4倍とされている。また、シートベルト非着用時の致死率は着用時の約14.8倍、チャイルドシート不使用時の致死率は使用時の約3.7倍となっている。
自転車事故については死者数自体は減少傾向にあるものの、法令違反を伴う事故の割合は約8割前後と高い状態が続いている。また、ヘルメット着用率は小学生で約3割、中学生は1年生で約5割だが学年が上がるにつれて低下し、高校生では低い水準にとどまっている。
政府や関係機関は、交通ルールの遵守と安全意識の向上を呼びかけている。
発行元:長崎通信社
提供元:警視庁
