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国際女性デー、国連事務総長がメッセージ

ジェンダー平等の実現へ取り組み強化を呼びかけ


3月8日の「国際女性デー」にあたり、アントニオ・グテーレス国連事務総長はメッセージを発表し、女性の権利の保護とジェンダー平等の実現に向けた取り組みの強化を呼びかけた。


国際女性デーは、女性の社会的・経済的・政治的地位の向上を目的として制定された国際的な記念日であり、世界各地で女性の権利や社会参加について考える機会となっている。

グテーレス事務総長はメッセージの中で、女性と少女の権利を守り、あらゆる分野で平等な機会を確保することが、持続可能で平和な社会の実現につながると強調。各国政府や国際社会に対し、教育、雇用、政治参加など幅広い分野でジェンダー格差の解消に向けた具体的な行動を求めた。


また、女性の権利を守る取り組みは、社会全体の発展にもつながる重要な課題であると指摘し、国際社会が連携して前進していく必要性を訴えた。


〚国際女性デー(3月8日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ〛


今年の「国際女性デー」は、すべての女性と女児のための権利と行動、そして正義に焦点を当てています。


世界全体で見ると、女性が享受する権利は男性のわずか64%にすぎません。


法的な差別は、女性の暮らしのあらゆる側面に影響しかねません。財産の所有や離婚の請求、夫の承認を得ない就業が禁止されることもあります。40を超える国々では、夫婦間レイプは犯罪として認められていません。その他、女性の教育へのアクセスや、子どもに市民権を継承させる能力、さらには外出する自由さえも制限する法律があります。


法的保護がある場合でも、差別や執行の不徹底によって、女性は司法や法的支援へのアクセスに苦労しているのが現状です。


こうした不公正な法律の多くは、数世紀も前から施行されています。しかし現在、私たちは新たに危険な動きを目の当たりにしています。権威主義の台頭や政情不安の増大、家父長制の定着を目指す新たな圧力の高まりを背景に、より公正な労働保護からセクシュアル・リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)に至るまで、苦労して勝ち取った前進が逆転を強いられています。


私たちは一致団結して、持続可能な開発目標(SDGs)と北京+30行動アジェンダの約束を果たさねばなりません。差別的な法律や慣行と闘うとともに、これまでに達成された進展を守ることによってこそ、私たちはすべての女性が当然享受すべき尊厳や機会、そして自由を確保できるのです。


私たちが法の下で平等でなければ、真に平等とは言えません。今こそ、あらゆる場所の女性と女児に正義を実現すべき時なのです。


発行元:長崎通信社

提供元:国際連合広報センター