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軍縮不拡散に関する国際デー、国連事務総長が核軍縮と軍拡停止を訴え

国際連合の旗(長崎通信社)
国際連合の旗(長崎通信社)

3月5日の「軍縮不拡散に関する啓発のための国際デー」に合わせ、アントニオ・グテーレス国連事務総長は声明を発表し、核兵器の脅威の高まりや軍拡競争の加速に懸念を示すとともに、各国に対し軍縮と平和構築への取り組みを強化するよう呼びかけた。


同国際デーは、2022年12月に国際連合総会で採択された決議により制定されたもので、軍縮および兵器不拡散への理解と関心を高めることを目的としている。


グテーレス事務総長はメッセージの中で、「平和という私たちの夢は危機に瀕している」と指摘。核兵器使用の脅威がここ数十年で最も高まっているとし、世界的な緊張の高まりによって軍事支出が極めて高い水準に達していると述べた。また、小型武器・軽火器の拡散や新興技術の発展が紛争をさらに危険なものにしていると警告した。


その上で、各国の指導者に対し、核戦力による威嚇を停止し、軍拡競争から距離を置くよう要請。戦争のための装備ではなく、平和の構築に資源を投じるべきだと強調した。


さらに、軍縮の義務の履行や国際的信頼の回復、殺傷兵器の拡散・実験・使用を防ぐ制度の強化が必要であると述べ、「国際社会が力を合わせれば、大惨事を防ぎ、すべての人にとって安全で平和な世界を確保できる」と訴えた。


〚3月5日(2026)の「軍縮不拡散に関する啓発のための国際デー」に合わせた、アントニオ・グテーレス国連事務総長の声明〛


平和という私たちの夢は、危機に瀕しています。


核兵器使用の脅威は、ここ数十年で最も高まっています。世界的な緊張状態は、軍事支出をとてつもなく高い水準に押し上げています。小型武器および軽火器(SALW)の拡散も進んでいます。そして新興技術は紛争をさらに危険なものにしています。


私たちは冷静さを保たなければなりません。今年の「軍縮不拡散に関する啓発のための国際デー」にあたり、私は各国の指導者に対し、この瀬戸際から距離を置くよう要請します。核戦力による威嚇をやめ、軍拡競争を止めてください。


今こそ戦争のツールではなく、平和の構築に投資すべきです。それは軍縮の義務を果たすこと、信頼を取り戻すこと、そして、殺傷兵器の拡散、実験、使用を防ぐ制度やツールを強化することに他なりません。


私たちが力を合わせれば、大惨事を防ぎ、すべての人にとって安全で平和な世界を確保できるのです。


発行元:長崎通信社