長崎県埋蔵文化財センターは、令和8年3月6日から6月21日の期間で、第44回オープン収蔵展示として、壱岐市立一支国博物館1階のオープン収蔵展示室において「デジタルでよみがえる発掘風景 -調査員のまなざし-」を開催する。
展示では、長崎県が発掘調査に携わった遺跡の貴重な記録写真をデジタルデータ化した成果を紹介する。発掘調査では調査員が多数の写真を撮影し、遺構や遺物が出土した状況、発掘当時の立地環境や調査の様子を記録してきた。これらの写真は主にフィルムで保管されているが、経年劣化の影響を受けるため、センターではデジタル化を進め、当時の発掘の情景を鮮明に伝える取り組みを行っている。
本展では、昭和49年から54年に行われた原の辻遺跡(壱岐市)の発掘調査風景や、整備前の掛木古墳(昭和50年代)の写真、さらに平成元年の調査出土品などを展示し、調査員の目線で遺跡や発掘現場の息づかいを感じることができる。
展示は、県内遺跡の歴史や文化財保護への理解を深める貴重な機会となることが期待できる。

