長崎県教育方針は、長崎県が策定する県内の教育に関する基本的な方針であり、すべての教育活動の指針となるもの。
この方針では、国際交流を通じた広い視野の育成や、郷土の伝統や文化を尊重し継承することの重要性を重視しています。また、命の尊さや個人の尊厳を大切にする教育を推進し、一人ひとりが自らの個性と価値を理解し、社会に貢献できる人材の育成を目指している。
〚長崎県教育方針〛
長崎県の教育は、国際交流の歴史が息づく郷土の伝統と文化を継承し、豊かな自然を守るとともに、命の尊さや個人の尊厳を重んじ、公共の精神を身に付け、我が国や世界の平和と発展に貢献していこうとする調和のとれた人間の育成をめざす。
学校・家庭及び地域住民は、「教育県長崎」の確立のため、自らの役割と責任を認識し、互いに手を携え、県民挙げて子どもたちを健やかに育むとともに、生涯にわたって学び続けることのできる社会の実現を図る。
とくに、教育に携わる者は、子どもたちに深い愛情を注ぎながら、その使命を自覚し、識見と指導力を高め、本県教育の充実と発展に努めなければならない。
〚長崎県教育方針についての県の解説〛
1「長崎県の教育は」について
本県の教育は、県民挙げて行なうことを明確にするため、冒頭に「長崎県の教育は」とうたい、県民の総意として、長崎県の教育を創造していくという思いを表明した。
2「国際交流の歴史が息づく郷土の伝統と文化を継承し、豊かな自然を守る」について
古くからの海外との交流を通して培われた本県独特の伝統・文化という歴史的側面と、変化に富んだ海岸線や貴重な動植物など他県には見られない自然環境という地理的側面の両面から長崎県らしさを明らかにし、それらを守り、次世代へ伝えていくことが重要であることを示した。
3「命の尊さや個人の尊厳を重んじ、公共の精神を身に付け」について
かけがえのない命を大切にし、個人の尊厳を重んずるとともに、社会の構成員としての自覚と規範意識を高めていくことが必要であることを強調した。
4「我が国や世界の平和と発展に貢献していこうとする調和のとれた人間の育成」について
グローバル化が急速に進む国際社会において、その一員としての自覚と責任を身につけるとともに、我が国や世界の平和を希求し、その発展に貢献できる「幅広い知識と教養」「豊かな情操」「健やかな身体」の調和のとれた人間の育成が重要であることを明確にした。
5「学校・家庭及び地域住民は、『教育県長崎』の確立のため、自らの役割と責任を認識し、互いに手を携え、県民挙げて子どもたちを健やかに育む」について
すべての県民は、教育により、よりよい長崎県を創造し、「教育県長崎」を確立するために、それぞれの役割と責任を自覚し、互いに手を携え、県民挙げて子どもたちの健全な育成に取り組んでいくことを明確にした。
6「生涯にわたって学び続けることのできる社会の実現」について
県民一人ひとりが、社会の様々な分野で活躍し、自らの人生を豊かにしていくためには、生涯にわたって「誰もがどこでも自分の学びを深めることができる」環境が整えられ、すべての県民が「学びあう社会」が構築されることが重要であることを明確にした。
7「とくに、教育に携わる者は、子どもたちに深い愛情を注ぎながら、その使命を自覚し、識見と指導力を高め、本県教育の充実と発展に努めなければならない」について
本県教育の振興を図るうえで、特に大きな責務を有する教育に携わる者(職業として教育に携わる教育関係者)にとって最も大切なものは、子どもたちへの愛情であることや身につけるべき自覚と資質を明記し、「本県教育の充実と発展に努めなければならない」という教育に取り組む姿勢を示した。
発行元:長崎通信社
提供元:長崎県
