長崎県大村市三城町の三城城跡(三城風致地区)において、歴史遺産の保全および地域環境の維持、ならびに平和学習の推進を目的とする市民団体「三城圏連合会」が、令和8年4月1日付で発足した。
本団体は、これまでNPO公益研として行われてきた地域公益活動を基盤としており、同日付で名称を「三城圏連合会」へ改称し、新たな枠組みとして再編されたものである。活動の継続性を保ちながら、より地域横断的な連携体制の構築を目指す。
三城城跡は戦国期に大村氏の居城として機能した歴史的遺構であり、現在は長崎県忠霊塔が所在するなど、慰霊と歴史が重層的に交差する特性を持つ地域である。また、三城風致地区として自然景観および歴史的環境の保全が求められる区域に指定されている。
三城圏連合会は今後、清掃活動・環境整備・景観保全を基軸としつつ、地域住民や教育機関との協働による学習機会の創出を推進する方針である。特に、三城城跡および忠霊塔周辺を活用した平和教育プログラムの展開を通じて、「歴史」「慰霊」「地域共生」を柱とした地域づくりを目指す。
団体関係者は、「三城の地は単なる史跡ではなく、地域の記憶と祈りが重なる場である。保全と活用の両立を図りながら、開かれた公益活動として次世代へ継承していきたい」としている。
今後は、定期的な環境保全活動に加え、学校・地域団体・ボランティアとの連携を強化し、持続可能な地域保全モデルの確立を進めていく予定としている。
発行元:長崎通信社
提供元:三城圏連合会
