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長崎県・西彼地域(長崎市・西海市)の地域の特色

〚異国情緒と夕陽が彩る、長崎・西彼の風景〛


長崎市外海地区から望む夕陽は、訪れる人の心を静かに震わせる美しさがあります。


長崎・西彼地域には、江戸から明治にかけて海外文化と深く交わってきた歴史が色濃く残っており、市街地の出島やグラバー園だけでは語り尽くせない魅力が点在しています。


西海市の横瀬浦地区は、出島よりも早く南蛮貿易で栄えた港町として知られ、当時の面影を今に伝えています。また、外海地区には、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する「出津集落」と「大野集落」があり、人々の祈りと暮らしの歴史が息づいています。


さらに、この地域は日本の近代化を支えた石炭産業の舞台でもあります。端島(軍艦島)や高島など、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産となった島々が点在し、海を望めばその歴史が今も立ち上がってくるようです。


〚ビワ・みかんが香る山、そして“琴の海”の恵み〛


長崎市の茂木地区を中心とした一帯は、日本一のビワの産地として知られ、初夏には黄金色の果実が山を彩ります。温州みかんをはじめ柑橘類も豊富で、特に「ゆうこう」は土井首地区と外海地区にわずか100本ほど自生が確認される希少な伝統香酸柑橘です。


みかん狩りや農園体験も人気で、山あいには「日本の棚田百選」に選ばれた大中尾棚田が広がり、棚田オーナー制度を通じて農村とのつながりを持つこともできます。


また、穏やかな大村湾は、入り口が狭く湖のように静かなことから“琴の海”と呼ばれ、真珠やカキの養殖が盛んです。波の気配も静かな海と、実り豊かな山。長崎・西彼地域は、自然と生活が美しく響き合う場所です。


発行:長崎通信社

提供:長崎県